アパシーは改善できるのか?

アパシーは改善できるのか?

アパシーシンドロームとは、無気力、無感動、無関心といった意欲現象状態が一定期間続くことを指します。

 

シンドロームなので、病気というよりは状態を指します。

 

よって、その裏に精神疾患が隠れているというケースが無きにしもあらずなので、長期にわたり問題が出てくるようであれば、早めに専門家の相談を受けたり、カウンセリングを受けたりすることが大切です。

 

アパシーになる理由はストレスです。普通何かのストレスを感じた場合、その理由をはっきりさせて解決する、そのこと自体を忘れるなど、人にはいろいろな解決方法がありますが、アパシーの場合は、ストレスがその人自身にとって大きすぎて、何もやる気がなくなるという構図になっています。

 

従って、治すには、ストレスを軽くすることが大事です。

 

しかし外的な要因はそう簡単には変わらないため、本人の考え方を変えるしかありません。

 

また、ストレスに弱く、ストレスを回避し、アパシーになり、更にストレスから遠ざかっていては、よりストレス耐性が無くなっていくという悪循環を引き起こします。

 

少しずつ、ストレスに耐えていくことです。我慢をするというよりは、ストレスを感じることで達成感が得られることをすると良いでしょう。

 

アパシーは思春期に多いのですが、この時期は自分が分からず、また人生の課題も多く見えてくる時期です。

 

こういった場合は、少しずつ目の前の課題を克服していくことで、自信がつき、ストレス耐性が付いていきます。要は経験ですが、そのさじ加減は専門家とよく相談しましょう。
⇒ひきこもりとアパシー