アパシー 原因

アパシー 原因

アパシーシンドロームはうつ病とは違い、無気力、無感動、無関心という気力の無さだけが症状として出てくるのが特徴です。

 

うつ病の場合、これに自責の念が加わり、不安や焦り、自傷行動が出てくることがありますが、アパシーの場合は、あまり自分を責めることはありません。

 

無気力さが定着してしまうと、本人の中で自覚が無くなるケースも良く見られます。

 

何故気力をなくすのかというと、大きな原因はストレスです。

 

適度なストレスは人のやる気を起こしたり、また時間をおいて問題解決の道を探ったりと、何かしらの落としどころがあるものですが、アパシーの場合は、ストレスが大きすぎて逃避する形になります。つまり何がストレスなのかも分からなくなり、立ち向かう気もなくなる、といった状態でしょうか。

 

思春期にアパシーシンドロームは多く見られますが、これは人生経験が少なくまた心身ともに発育途上にあるにも関わらず、将来の仕事や結婚といった現実的な問題が一気に見えてくる時期でもあるからです。

 

大抵の場合は、友人と話をしたり、少しずつ色々な経験を積むうちに、自分なりにやり過ごす方法を見つけていきますがアパシーの場合は、それがうまくいかず無気力になってしまうのです。従って性格的には、周囲へ適応しようとする気持ちが完璧すぎたり、従順だったりというケースが多いです。

 

いわゆる、いい人、いい子と呼ばれる人が適応方法やストレス回避方法を見つけ損ねて、無気力化していくのです。
⇒アパシーチェック診断