アパシーについて

アパシーについて

最近うつ病の話を、よく聞くようになりました。

 

うつ状態というのは誰にでもありますが、病的な診断に当てはまるものをうつ病と呼びます。

 

無気力、無感動、無関心など気力の抑制が見られ、またそんな自分を過剰に責めてしまうのが特徴で食欲不振、不眠から自傷行為などの症状が現れ、また自分を責めるといった具合です。

 

これに対して意欲がない、無気力であるという症状だけを表す状態をアパシーシンドロームと呼びます。無気力症候群と呼ばれます。

 

多くは思春期、青年期に見られ、生きる目標や努力と言ったことを見失い、気力を失うケースが多いです。その反面好きなことにはある程度、気力を発揮できるのも特徴です。

 

また、うつ病のように自分を責めることも少なく、それ以前に本人に自覚が無いケースが多いのですが、こじらせてしまうと、ひきこもりなど、かなり面倒な状況を引き起こします。

 

また、うつ病や、その他精神疾患の始めの症状であることもあるので、周囲が気になるようであれば、また本人も無気力状態がおかしいと感じるようであれば、専門家のカウセリングを受けるのが良いでしょう。

 

早めに状況を分析してもらうことにより、病気の初期発見につながりますし、ひきこもりなど2次的な面倒を引き起こさずに済みます。

 

アパシーシンドロームというのは、ストレスが理由で起こります。誰にでも面倒な事態は起こり回避したいと思いますが、その回避方法の1つが無気力、問題からの逃避という形になって出てくるのです。従って、人生で乗り越える壁も多く、本人も不安定な思春期にかかりやすいのです。
⇒アパシーの原因